◆スポーツ・エンタテインメント法 − (春)

コーディネータ道垣内 正人

 

○講義概要

 スポーツ・エンタテインメントに関する法律問題を実務に即して取り上げていく。各種の契約問題が共通して問題となる。そして、スポーツに関しては、競技団体のガバナンス、選手対団体の紛争の外部での仲裁や調停による解決、ドーピング規制、労働法や独禁法上の問題などが特に問題となる。講師はスポーツ・エンタテインメント関係の契約実務や規律の問題に実際に携わっている法律家であるので、実務に即した講義となるであろう。
 なお、この講義はいわば「応用法学」であり、分野は多岐にわたるので、成績評価は広く薄い出題に対する解答に基づいて行うよりは、特に関心をもった点を深く分析したレポートに基づいて行うことが適切であると考えられるので、下記の通り、試験に代えてレポートを課す。

 

○評価方法

出席状況(5%)、レポート(95%)

 

○テキスト

特になし。必要な資料は配付する。

 

○他学部・他学科生の受講

 

○授業計画

1

6月4日:スポーツ・エンタテインメント法の全体像(道垣内正人担当)

2

6月4日:スポーツにおけるコンプライアンス(組織のガバナンスとJSAA仲裁)(道垣内正人担当)

3

6月11日:スポーツ紛争の解決(ドーピング規制とCAS仲裁)(小寺彰担当)

4

6月18日:スポーツ・エンタテインメントに対する法規制(労働法、独禁法等)(中島菜子担当)

5

6月25日:スポーツをめぐる契約法実務(野球・サッカーの選手契約等)(松井真一担当)

6

7月2日:エンタテインメントをめぐる契約法実務(イベントの興行契約、TV放映権契約等)(小原淳見担当)

7

7月9日:スポーツ・エンタテインメントをめぐる知的財産法実務(肖像権・パブリシティー権等)(松田俊治担当)