2009年度前期上智大学法科大学院

「スポーツ・エンタテインメント法」(1単位)試験問題

 

下記の設問のうち、2問を選択し、それぞれ別の答案用紙に解答しなさい。答案用紙の追加は認めません。

 

a.          日本のアマチュア競技団体についての健全なガバナンスを確保するための方策を論じなさい。(道垣内)

 

b.          日本のプロスポーツ団体における公平且つ継続的繁栄を可能にする統一契約の役割とその契約条項の概要を論じなさい。(松井)

 

c.          なぜ世界のトップスポーツにおいて、スポーツ仲裁が必要か。(小寺)

 

d.          映画製作のためのファイナンスという観点から、組合、株式会社、信託というビークルには、それぞれどのようなメリット・デメリットがあるかを論じなさい。(森下)

 

e.          知的財産法に依拠してスポーツ・エンタテインメントビジネスの保護を図ろうとする試みの限界と、当該限界を克服するための解決方法について、関連する知的財産法に留意しながら論じなさい。(松田)

 

f.           CS放送事業者がヨーロッパのサッカーリーグの放映権を獲得するための契約交渉に臨むあたり重要と思われる条件の項目を特定し、当該事業者としてはそれらの重要項目について(交渉の結果現実的に合意可能な範囲で)最終的にどのような条件を目指すべきかをその理由とともに論じなさい。(藤原)

 

g.          講義で触れたトピックを含め、各種スポーツにおける一般的慣行について、私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律(独禁法)の観点から考察せよ。(服部)