導入教育(必修)20
副題:「法について自分で考える」
授業概要:身近な法律問題について、その解決を自分で考える。
その際、その解決が、あるべき正義に適合しているか、正当性を論理的に説明できるか、当事者の納得が得られるか、社会にどのような影響を与えるか、将来生ずる類似の事案に適用さても大丈夫か、などを考える必要があり、そういった検討をすることがこの演習の主要部分となる。
授業の到達目標:法的に問題を解決するとはどういうことなのか、法律家はどのような議論の仕方をするのか、などを体得し、もってリーガル・マインドを醸成すること。
授業計画:前半は、モデルとして、参考書に挙げている『自分で考えるちょっと違った法学入門(第3版)』のいくつかの問題を取り上げて議論する。
そのうえで、後半では、学生諸君と協議のうえ、適切だと思われる問題を設定し、担当者によるたたき台の提示とそれをめぐる議論や、X v. Yというチーム対戦方式での議論などを行う。
教科書:なし。
参考文献:道垣内正人『自分で考えるちょっと違った法学入門(第3版)』(有斐閣、2007)
成績評価方法:
平常点評価: 100% 自分で考え、どの程度積極的に議論に参加したかを評価する。